身内から借金の取り立てを受けている人は多い

赤の他人からの借金をする方が身内から借金をするよりも良いとされていますが、その理由は一体どのようなものなのでしょうか。身内から借りた方が利息が付かない分良いように感じますが、実はこれは大きな間違いです。

身内から借金したことによって、強い取り立てを受けたり、親戚を巻き込むような事態になることは珍しいことではないのです。

身内からの借金はトラブルにしかならない

お金に困った時、真っ先に思い浮かぶのが「身内からお金を借りる」という人は少なくありません。身内だからこそ、お金に困っている現状を知れば放っておけないという気持ちを利用することができるからです。しかし、これは赤の他人からお金を借りるよりもトラブルに発展しやすいことを頭に入れておきましょう。

そもそも、身内だからというのはとても都合の良い言葉です。「身内だから困っている時には助け合わなくてはいけない」と伝えてくるようなタイプの人は、自分が困った時だけ身内面をする傾向があります。他の身内が困っている時には平気な顔して「身内だからって甘えるな」などと口走るような人が多いでしょう。

身内だからこそ、審査も必要なく借入ができるというメリットはありますが、書面を残しているわけでもないケースが多いので、返済が滞ったり、踏み倒されることも珍しくありません。このような現状であれば、貸した側としてはやるせない気持ちにしかならないのです。

金の切れ目は縁の切れ目などと比喩されることがありますが、これは真理です。例え、家族だろうが親戚だろうが、親しい人間からお金を借りるというのはトラブルにしかならないのです。

借金の返済が滞った場合、取り立てを受けることがある

消費者金融などから借入をした場合、1ヵ月返済が遅れた時には郵便物や電話などで返済についての確認をされることがありますが、身内の場合はたった1日であっても強めの取り立てをされることがあります。返済するという約束で借金をしている以上、滞納することはよくありませんが、身内だからこそ待ってくれるだろうという甘えが出るのも事実です。

しかし、これは甘い考えであることを実際に身内から借金をした人たちは実感しています。Aさんのケースで考えてみましょう。Aさんは、事業がうまくいかずに身内である叔父から数百万円の借金をしました。叔父は快く貸してくれたものの、返済が滞ると返済するまで毎日のように電話をかけて取り立てを行ってきたのです。

最初は滞る自分のせいだとAさんは思っていましたし、借りた手前仕方のないことだと割り切っていたそうです。叔父の助けもあり、事業が回り始めた頃、返済する期日を忘れてしまったことがありました。その時、すぐに気付けばよかったのですが、連絡を入れることすら忘れてしまったのです。

そうすると叔父は怒り、すぐさま全額返済しろと家にまで押しかけてきました。全額返済できる余裕はなく、今まで通りの返済をさせてほしいと伝えても怒りが収まらず、何とか用立てて返済したものの、その後一切関わりがなく疎遠になってしまいました。

Aさん自体も身内だから少しぐらい遅れても問題ないだろうと考えていたことは否めません。しかしながら、たった1日返済がなかっただけで執拗に取り立てをし、気分を害したという理由だけで今すぐ全額を払えというのも無茶な話です。

ですが、実際に身内から借金をするということはこのような現状が起こっても仕方のないことなのです。身内は金融業者でもなんでもありませんから、独自のルールのみで動きます。執拗な取り立てをしてはいけないというルールすらありません。

身内からの取り立てを回避する為にできること

身内から借金をした場合、執拗な取り立てをされない為にできることを考えてみましょう。一番大切なのは口約束をしないことです。借入する側としては口約束の方が楽なように思えるのですが、お互いが合致したルールがなければ、債権者である身内が勝手な行動をしても制御することはできません。

取り立てはもちろんのこと、自分の近親者に対して圧をかけられる可能性だって拒むことができないのです。その為、お互いに共通の約束を作っておくということは大切なことなのです。借用書という形で、金額や返済に関することなどをしっかり形に残しておくことを意識してください。

身内だからこそしておくべきことになります。身内なのに水臭いなんて言われかねませんが、そこは誠意としてしっかり書面に残しておきましょう。後々助かることになりますので、面倒だと感じてもしておくべきことの1つです。

借用書に関しては、自分たちの認知に歪みが出ないようにお互いに確認し、問題ないかを吟味してください。返済に関してのルールも徹底しておくことが大切です。また、万が一返済予定の日に返済が難しいとなった場合は、身内に対して謝罪を入れることを忘れないようにしましょう。

親しき中にも礼儀ありと言われる通り、身内だからこそ他人様よりも丁寧にしなくてはいけません。お金が絡むと人は豹変することがありますから、今まで以上に相手のことを理解して、コミュニケーションをすることを意識しましょう。

近親者からの借入はその人の人生を犠牲にする覚悟を持つ

一番身近な身内というのは、親や兄弟になります。安易な気持ちで借金をお願いできる相手であることはもちろんそうなのですが、実はこれはとてもナーバスな問題です。そもそも親にとって子供が困っている状況というのは見捨てることのできないものですが、その気持ちを利用してお金を貸してもらうのは良くありません。

近親者からの借入で一番多いのが、借金の連鎖です。親が子供の為にお金を貸し続けるという現状が続いてしまうと、いつか親もお金に困るようになります。資産家の家柄ならまだしも、一般家庭で考えるとわかるのですが、子供の為とは言えいつまでもお金を出し続けられるような現状はありません。

いつか終わりが来てしまいます。その事実を無視すると、家庭そのものが破綻しかねないのです。よくニュースなどにも取り上げられることがありますが、身内でのお金に関するトラブルは事件に発展しやすく、最悪な結果をもたらすことすらあるのです。

例え、血の繋がりのある関係であったとしても、お金が絡むことによって怨恨を残してしまうのです。そのようなことにならないように、親子であってもお金に関することはきっちりしておくことが大切です。

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身内に借金するぐらいなら、金融業者からの借入の方が精神的にラク

身内からの借入は簡単にできる反面、トラブルになりやすいという現状があります。そのようなトラブルに遭わない為には、身内から借りるのではなく、金融業者を利用する方が精神的な負担が減るでしょう。中には、金融業者からの借入がすでに難しくなってしまったから身内から借入をするという場合もあるでしょうが、そこまでの状態になっているのであれば弁護士に相談して、債務整理をした方が良いかもしれません。

金融業者は債務者に対してお金を貸しているだけの関係なので、深追いするようなことはありませんし、執拗な取り立ては行いません。もちろん闇金融業者などであれば話は別ですが、執拗な取り立てをしてはいけないというルールがありますので、身内みたいに無法な取り立ては行わないのです。

金融業者からの借入になると、利息が発生してしまうので借りにくいという人も多いようですが、返済しなくてはいけないという気持ちが芽生えやすいようです。延滞すればもちろん督促はされますのでその点には注意が必要ですが、「迷惑をかけないようにしよう」という気持ちは生まれにくいのでそれだけでも精神的にラクでしょう。

身内だろうが金融業者だろうが返済することは当たり前のことですが、返済に対して前向きに考えられる場所から借入することもトラブルを回避する為に必要不可欠です。

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